大阪・島之内といえば、中国系の飲食店が立ち並ぶエリアとして知る人ぞ知るスポット。
「麻辣江湖」というお店を目指して地下への階段を降りると、異国感漂う雰囲気が広がります。

店内に入ると、耳に飛び込んでくるのは中国語ばかり。
店員さんもお客さんもほとんどが現地の方のようで、日本人は見かけません。
「現地の味が楽しめる」と期待が高まりますが、メニューを見ると漢字ばかり。
その漢字から内容を推測して注文するのも、ここならではの楽しみ方かもしれません。
この日は、いつも大好きな麻婆豆腐ではなく、違うものに挑戦することに。
メニューをじっくり見て「鶏肉とナッツの甘辛炒めっぽい」料理を選びました。

ほどなくして運ばれてきた定食は、見た目からして食欲をそそります。
鶏肉とナッツが絡む甘辛いタレは、口に運ぶたびにスパイスの香りが広がり、白米がどんどん進む味わいです。
付け合わせに出てきた手羽唐揚げはスパイシーな味付けで、こちらも絶品。
さらに、漬物に効いた華椒のピリリとした辛さが口直しとしても良いアクセントになっていました。
普段は中華料理といえば麻婆豆腐一択の私ですが、たまには新しいものに挑戦してみるのもいいものです。
こうした体験を重ねると、次回はさらにメニューの読み解きに挑戦したくなります。
日本語をまったく気にしない現地感たっぷりのお店で、本格中華の奥深さを味わいました。